最終的なわたしの結論は,やはりACCSという団体は愚劣な組織だと云うこと以外にない。
quote:ACCS(コンピュータソフトウェア著作権協会)のウェブサイトから個人情報が漏洩した事件で,不正アクセス禁止法違反で起訴された元京都大学研究員に対する論告求刑公判で,検察側は懲役8ヶ月を求刑した。判決は3月に云い渡される。
前回わたしがACCSについてのテキストを公開してから,ACCSの弁護士と名乗る人物からメールが送られてきて,計17通のメールのやり取りを行った。全文紹介するスペースももったいないし,内容も非常につまらないので割愛するが,そのなかでわたしがそのテキストについて,ACCSが個人情報を流出させた罪をきちんと認識して,その責任を放棄していると補足したところ,先方からは「ACCSにどのような責任があって、それを放棄したのか不明です」という返答があった。普通に読んで,ACCSという組織は,自らが個人情報を流出させたことについて責任も感じてなく,認識する意図もないと読めた。個人情報流出(そのときの画像(pic,情報抹消済み))の被害に遭われた方たちが直接謝罪を受けたのかどうか知らないが,ACCSと云う組織は,よそではこんなことを云っているということをきちんと認識して欲しい。
そもそも,自分の個人情報を流出された人にとっては,それが窃盗などの犯罪行為によって行われたとしても,よく最近の企業で云い訳のように使われる「ノートPCが盗難に遭いました」という理由にしても,はたまたACCSのように誰でも入手できる状態に個人情報を放置していたとしても,なにも変わりはなく,問題は流出させた企業・団体の態度でしかない。その点で,上記のような態度で,しかも自らのミスを指摘した人間に対し刑事裁判に至っている様子は,愚かというより社会的な団体としてあまりにも自覚が足りないだろう。このような組織は放っておいても社会から抹殺されるのは当然であり,それに金を使っている企業の責任も情けなく感じるほど重い。
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